独特の世界観に魅せられる!きんぎょ注意報!の魅力

私ときんぎょ注意報!の思い出 

 

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 きんぎょ注意報!と聞いて、懐かしい!と思ったそこのあなたはきっとアラサーorアラフォー世代。ただ内容はうっすらとしか覚えていないという方も多いのではないでしょうか。

今回はファン歴30年の私が、思い出とともにその魅力を語りたいと思います。

気軽に読めてクスッと笑える漫画が好きな方におすすめな作品です。

 

基本情報

作者:猫部ねこ

掲載誌:なかよし(1989.2~1993.6)

内容:学園コメディ

・1巻あらすじ

わぴこたちの田舎ノ中学は、もうすぐ廃校になることに。そんなとき、救世主・藤ノ宮千歳が登場。彼女は家がビンボーになっちゃって田舎ノ中学に転校してきたの。わぴこたちの活躍で、藤ノ宮家は財産を取りもどすことに成功! その財産で…!

出典元:引用 Amazon CAPTCHA

意外と知られていない事実

実はこの作品、あのセーラームーン大ヒットの陰の立役者として知られています。

この作品のアニメが人気だったことにより、流れで次クールに放送開始されたセーラームーンを見た人が多かったのです。

 

きん注の魅力その1:絵が可愛い

約30年前の漫画ですが、古さを感じません。

※ちなみに私はアニメはもちろん見ていましたが、漫画の方が印象が強いので主に漫画の感想となります。

女の子は可愛く、男の子はカッコ良く描かれています。デフォルメキャラが一般的な少女漫画よりかなり多く登場しますが、可愛らしく愛着がわきます。

またきんぎょのぎょぴちゃんを始めとして猫・牛・ペンギンなどのたくさんの動物がたくさん出てくるのがこの作品の特徴の一つですが、それぞれの動物が愛らしく子ども心を刺激されたものです。(ペンネームからも作者は絶対動物好き)

 

きん注の魅力その2:ギャグのレベルが高い

大人になった今読み返しても、クスリと笑えます。

少女漫画を読んでいてギャグで純粋に笑うのは、私は他に「赤ずきんチャチャ」くらいです。

個人的にツボなのが、ハハハのマイケルの存在で、顔の造形がひときわ異彩を放っています。

(そういえば登場回は少ないのに、最終回の主役みたいになっている)

 

きん注の魅力その3:恋愛に関して妄想力を掻き立てられる

本作はなかよしで掲載されていた歴とした少女漫画なのですが、(一部を除いて)主人公たちの恋愛感情がはっきりと描かれていません。

それが少年漫画のごとく、逆に妄想を掻き立てられるのです。

1980年代生まれの女性の夢女子・腐女子化への土壌はこの作品によって作られたと言っても過言ではないかもしれません。

 

きん注の魅力その4:名言あり

「やらなきゃ絶対負けるけど、やれば ”もしかしたら” 勝てるかもしれない。「絶対」と「もしかしたら」は結構さがあるんじゃないかな。」

主人公わぴこのセリフです。普段はおちゃらけたキャラですが、友人の千歳が他校の生徒との勝負に消極的になっている時に説得してみせます。

これは当時より大人になってから重みを実感したセリフですね。

また名言ではないかもしれませんが、「ポテチ」も有名です。

 

ふわふわしているようで、しっかり世界観がある、不思議な作品です。

ときめきと癒しと笑いをくれ、読後には何か気分が良くなるのを感じます。

 

2020年4月にアニメと劇場版が収録されたBlu-ray BOXが発売されます。また、原作コミックの新装版(全7巻)も出版されています。気になった方は是非チェックしてみてください!

 

www.fwinc.co.jp

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